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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回はON/OFFともに活躍するル・ガラージュの人気アイテム、ドイツのdothebagシリーズです。特に奇抜でもないシンプルなシルエットながら、何かと僕たちの心擽るMOTORING TOTE BAG。その人気の秘密は?
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MOTORING TOTE BAG
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クルマ好きにはバッグ好きが多い。素材や製法に対する興味が似ているのだろうし、自己表現という共通点もあるからだろう。
このトートバッグ、一見すると古典的でありながらも近代デザインの味わいもあって、それだけで魅力的だが、このバッグの価値は、クルマ好きの友人に蘊蓄を語れることにある。
いわゆるCCタイプのクルマ、つまりハードトップを電動開閉することでクーペからカブリオレへと変容するボディ形式が今の“オープンカー”では主流だが、この仕組みの開発設計が難しいことはあまり知られていない。この種の複雑なルーフ設計においては、長い経験に裏付けられたノウハウが何よりも大切であり、それを持っているのはヨーロッパを中心に世界でも数社しかないのだ。これらスペシャリストは技術を蓄積しているだけでなく、パテントも押さえている。加えて大企業では不可能に近い、職人技とでも表現すべき高い品質管理体制を敷くことで、はじめて製造を請け負うことができる。そんなことから、世界中の主要メーカーが作る自動開閉式トップ部分の大半は、スチールであれファブリックであれ、ごく限られたスペシャリストに開発設計が委ねられているし、場合によっては製造も依頼されている。
要するにカブリオレ・ルーフの開発というのは、自動車技術の中でもかなり難度が高い部分なのである。
古くからの自動車フアンならフォルクスワーゲンのカルマン・ギアを覚えているだろうが、戦前からドイツのカルマン社はクルマの幌製作においては老舗のひとつだった。
戦前のドイツは、カブリオレの発祥地だったといってもいい。同じオープントップといっても、基本的に馬車時代からの形式を引きずっているから多種の様式があるが、中でもきちんとした内張を持ち、優れた耐候性を誇るぶ厚い幌と、それを折り畳むときのために使う上質な金属ジョイントを備えたカブリオレは、ドイツ製高級車がもっとも得意とした。北国ゆえに気候が厳しいからであり、同時に軽快感よりも重厚さを求める市場の要求が強かったからだ。
したがってドイツには優れた幌作りと金具作りの伝統が蓄積されてきたが、特に有名なのがカブリオテックスとテナックスである。前者は幌素材、後者は金具の製品名である。カブリオテックスは、正式には現在はアメリカの会社がゾネンラントの名前で商標登録している上質な幌素材だが、実際の製造は今も昔もドイツで、カルマン社が戦前から使ってきたのもこの素材である。かつては上質なコットンやオイルスキン、ラバーなどを重ねていたが、現在の製品はアクリルとポリエステルの混合素材を綾織りにした外皮に、コットンを二重編みした裏地を持ち、その間にラバーの層を入れて優れた耐候性や防水性を確保している。
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一方、ジョイントや幌をとめるピンなどに使われる専用金具は、テナックスと呼ばれる実録製品で、これは昔からドイツのヘピヒというメーカーが独占的に作ってきた。1980年代に幌の電動技術が導入されるまで、1930年代以降のヨーロッパ車の実にほぼすべてが、このテナックスを使っていたという。
幌にしろ金具にしろ、これだけの歴史的背景と技術的蓄積があるからこそ、現在の大メーカーでも専門家に依頼しなければならない。現代のクルマでも、このように伝統工芸に頼っている部分があるというだけで、何となくうれしくなる。
もうお分かりだろう。このトートバッグはこうした幌づくりの伝統工芸を活かして作られているのである。開発販売するのは、エンスージアスティツクな自動車アクセサリーでお馴染みのル・ガラージュで、「dothebag(ドゥ ザ バッグ)シリーズ」と呼ばれる。実用的でありながらカジュアルな感覚に富んだいわゆるトートバッグだが、なんと言ってもその素材がいい。バッグ生地はカルマンで伝統的に使ってきているカブリオテックス、しかもそれに組み合わされている金具類はテナックスなのである。このバッグ、カブリオテックスだから風合いがいいだけでなく丈夫で耐候性や防水性に富む。加えてテナックスのピンが組み合わされていることに意味がある。「ほら、良くできたトップの場合、閉めるときに幌の部分を思い切り強く引っ張っても、ピンが壊れたりその周囲の布が破けたりすることがないでしょう。それは単に頑丈なだけでなく、幌と金具との素材的、設計的相性がいいからなんだ。それはこのバッグも同じだね」
友人にそんな自慢をしながらこれを身につけるのは、クルマ好きの大きな喜びだろう。
text=大川 悠
(CAR GRAPHIC 2007/7 別冊付録「こだわりの逸品」より)
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、こだわりの逸品を
さらに掘り下げてご紹介。
今回はエンスージャストが生み出した真のドライビングシューズといえる
このブランド「Piloti(ピロティ)」。ドライビングシューズには何が求められているのか、何が違うのか、その魅力を探ります。
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DRIVING FUN
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ドライブするということについては、通勤であったりあるいはツーリングや普段のアシとしてなど様々なシーンがあって、服装やスタイルについては主に行き先の目的にのみ合わされているものだろう。
欧米では古くからドライビングシューズなるものが存在し、シューズの中で一定のカテゴリーを形作っていた。クルマ大国といわれて随分と経った日本ではあるが、ドライビングシューズは今でこそある程度理解するものの、まるでレース専用のごとくドライブすることに特化したシューズと取られることが多いのではないか。
ではドライビングシューズとしてではなく、ドライビングに適したシューズを考えるとき、求められる要素は、「運転時のペダルワークのし易さ」「長時間疲れない履き心地」「歩行時の快適性」そして何より「スタイリッシュであること」なのではないだろうか。
イタリア語でドライバーを意味するPiloti(ピロティ)は、そのCEOであり、デザイナーでもあるKevin Beard(ケビン・べアード)氏が創設したブランドである。元来自身もモータースポーツに参加するほどクルマ好きであった氏が、10年に及ぶadidas(R)、Reebok(R)、K-Swiss(R)でのアスレチックフットウェアデザイナーを経、クルマ好きのためのドライビングのためのシューズを世に送り出すべく1999年に誕生したのであった。
Kevin Beard(ケビン・べアード)によるドライビングシューズは、幾多の著名ブランドでの経験で培った生体工学と優れたデザイン力を最大限に生かし、実際のレースはもちろん街中でもスタイリッシュで快適なドライビングシューズを目指している。
特許のロールコントロールヒールテクノロジーを採用し、本物のレーシングシューズでなければ使われなかった難燃性ノーメックスの使用やレースやスポーティドライビングでの使用を意識したヒールアンドトゥのための補強とデザイン。さらには1950年代のオールウェザーレーシングタイヤを彷彿させるソールパターン、そしてDTMやMONACO、SPIDERなど各モデルに名付けられた名称など、随所にモータリングエンスージャストならではのエッセンスや遊び心までが盛り込まれている。
また、これまでの多くのドライビングシューズは最も使用頻度の高いはずの歩行を推奨していない。歩行による強度が不足していたり、雨などに濡れることを嫌う。しかしPiloti(ピロティ)はアスレチックシューズとしての側面もしっかりと抑え、歩行時の衝撃吸収やつま先部分のスプリング構造など歩行での使用強度もしっかりと持っている。シューズとして当然といば当然なのだが、そのデザインを含めドライビングシューズが普段でも使えるというのも魅力のひとつとなっているのは確かだ。
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実際、F1やNASCAR、日本のプロレーサー達をはじめ、ミュージシャンのAerosmithのメンバーやSteve McQueenの息子Chad McQueenなどセレブらからも愛用され、その人気の高さが伺える。確かにPiloti(ピロティ)はその履き心地とドライビングのし易さに於いて明らかに一般的なシューズや他のドライビングシューズとも一線を画すと言える。
ドライビングだけを追求するレーシングシューズを街中で使用するのは少し恥ずかしいし、強度的にも厳しい。一方、普通のシューズをドライビングに使用し続けると踵が傷んだり、ペダル操作がしにくかったりする。レーシングシューズはあくまでレーシングドライブ時のみを想定してデザインされたものであり、「歩行」というシューズが一般で求められる要素を満たしていない。また、普通のシューズはクルマを運転することを想定していない。Piloti(ピロティ)は、スポーツシューズとしてドライビングを捉えた上で、すべてのシリーズで表皮の75〜100%に、高品質のスエード或いは本革、内皮にも本革ピッグスキンを採用し、カラーリングやデザインなど何れもタウンユースをも前提としていることから、ドライビングに関わる生活シーンでのカジュアルシューズとしては最も優れたものと言えるのではないだろうか。
今では多くのデザインやモデルを揃え、かつサイズ展開も豊富なPiloti(ピロティ)のドライビングシューズ。ひとつ履いてみることで、普段のドライビングと生活に、少しでも楽しさが加われば、それこそがPiloti(ピロティ)の求める真のドライビングシューズなのだろう。
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回は自身がエンスージャストであり、カーケアの
世界にひとつの風を巻き起こしているグリオズ・ガレージ
をクローズアップしました。
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Car Care for The Perfectionist!
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世の中にはそれこそ無数におよぶカーケア製品がある。カーショップに行くと色別や塗装種類別など、どれを選べば良いのか迷うほどの数。中には拭き取りいらずなんていう吃驚するような謳い文句のものまでが。
グリオズ・ガレージの社長、リチャード・グリオはそんな摩訶不思議な製品たちにカーエンスージアストのひとりとして当然の様に疑問を持ち、もっと基本的なカーケアについてを見つめ直したのであった。
アメリカから世界に向けてカーグッズの通信販売を行うグリオズ・ガレージも当初は市販されているカーケア製品の中から、自信が納得のいく製品を選りすぐって販売するだけであった。もちろんそれらはリチャードの手によって実際に試され、仕上がり具合や作業性など、あらゆる視点から実験を行ううちにさらなる良い製品を目指し、ついには自身によってワックスをはじめとするカーケア製品を作り始めたのだった。
リチャードはポリシーとして「大切な愛車の価値を維持し続けること」を基本に据え、簡便性を謳うだけの製品ではなく、「本当に効果があり、誰にでも簡単にプロと同じ仕上がりが得られる製品」作りを目指し、数々のカーケア製品を世に送り出し始めたのだ。
グリオズ・ガレージの製品の中でも特筆すべきは「スピード・シャイン」というクリーナーとワックスの効果を併せ持った様な製品。もちろんそれは完全なクリーニングやワクシングというものとは明確に差別化され、洗車やワックスを掛けるほどではない、普段のお手入れに生かせるもので、ワクシングのインターバルを埋め、延ばすという目的の製品であった。これは多くの洗剤にもいみられる界面活性剤と天然のワックスの主成分としても有名なカルナバ蝋を適切に配合して生まれたもの。それはさらに一般道路を走る上で避けることのできないボディに付着する鉄粉やピッチなどの除去のために使用する「ペイント・クリーニング・クレイ」の潤滑剤としても優れたものになったのだ。
ペイント・クリーニング・クレイにも特徴があり、これも市販の他製品とは大きく異なっている。第一に水だけではボディに付着してしまうほど非常に柔らかいこと。柔らかさを保ちながらクレイの作業ができるということはクレイで吸着し、除去した鉄粉などの汚れによってボディを傷つけないこと。さらに明るい色を採用することで、どれだけ汚れが取れ、しかもクレイそのものの使用限度までが目視でわかるということなのだ。
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これらの製品はいずれもクラシックカーのデリケートなものから、現代のメタリックなどの硬く強い塗装まで、どんな塗装にも安心して使える点でも、ポリシーを貫いた製品といえる。
現在では塗装技術も向上し、より傷つきにくく日焼けしにくいボディが主流となってきた。
併せてコーティングの技術も進化し、決して侮れない性能を持っている。リチャードは時代の流れも理解した上で、基本は変えずとも新しい技術はふんだんに取り入れ、製品を進化させている。つまり、同じスピード・シャインであっても実は進化を続けており、大きく効果が異なったり目的が違う場合には別の新製品として生まれることになるのだ。
私は以前、シアトルにあるグリオズ・ガレージの本社工場を訪問した。そこには販売されているあらゆるメーカーのカーケア製品が並んでいる部屋があった。これらはリチャード自身によってテストされ、その評価を踏まえてグリオズ・ガレージの製品に反映し、今なお完璧なカーケアを追求する人々に満足が得られる製品を目指している。
拘り抜いたカーケアの道、愛車の価値を維持するために本当に有効なカーケア製品を。そんなリチャードの挑戦はまだまだ続くことだろう。
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回はフリーのモデラーとして活躍する
井上康臣氏の懐かしくも可愛いアートの世界
をクローズアップしました。
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The 60s - 70s Great Toys
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今なお多くの人々を魅了してやまない1950〜1970年代の名車たち。どことなく哀愁を感じるシルエットやそのパーツ一つひとつに埋もれたストーリーを紐解くだけで何時間でも語り合えるディテール。
その多くが「ひと」の手で、まさに創り上げられていた頃の名車達は、不変の基本ラインを持つ911シリーズを筆頭に、ニュービートルやミニをはじめマスタングしかり、現代の最新モデルのデザインを見てもお手本であることは間違いなく、当時の実車を知らない若者でさえをも魅了している。
これらの「現代的解釈」の是非や嗜好はともかくとして、やはり当時のそれらは私たちにとって、ある種の崇拝とも言える大いなる尊敬の念を持たずにはいられない。多くのコレクターがそんな魅力を語るとき、大好きなオモチャを見つけた子供のように瞳を輝かせ、クルマへの愛情を時には自身のエピソードを添えて、映像が浮かぶほど雄弁になるのは、やはり造り上げた「ひと」の情熱が語り継がれているからなのだと思う。
クルマが偉大なオモチャであった時代。クルマでありながら人格的個性が明確に映し出されていた時代。独特のボディラインはひとの肉体に喩えられ、機関のコンディションは日によって憂い、また日によって歓喜を顕し、それを五感に与えてくれる。エンジンの始動にさえある種の儀式を要することや巡り会うトラブルさえも後には懐かしくも美しい思い出へと誘うイベントであり、佇まいには得も知れぬ感慨が込みあげる情景がある。
多くの人々を惹きつける魅力は、こんなところにあるのではないだろうか。
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嘗て大手の自動車メーカーデザイン部でモデリングとデザインを学び、現代のクルマが失いつつある存在感と佇まいを作品に表現しようと石膏で製作を始めた井上康臣はフリーのアートモデラーとしての道を歩んでいる。元の型となるシルエットはそれぞれの特徴を強調しつつ氏の持つ観察眼と緻密な計算によって微妙なラインを表現。ボディカラーリングやパーツをはじめ当時のデカールまでもが筆で描きあげられ、仕上げの釉薬によって独特の光沢感が見いだされる。そしてこれらすべてが手作業で製作されている。つまり、同じモデルでも微妙に個々が異なるところも彼の時代の良さの再現といったところか。
ぽってりとしたカタチからは、いずれも氏の大いなるクルマたちへの愛情が感じられ、まさに命が吹き込まれた芸術作品として、掌に乗る20センチ足らずのおよそ1/21〜1/23程度のサイズの中には計り知れないロマンが再現されている。
この魅力はとにかく手にして見て欲しい。そしていつも目にとまる場所に。クルマに取り憑かれた同胞諸氏にとって、癒しを与えてくれるこのひとときこそアートの神髄ではなかろうか。
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回はビンテージスタイルのウェアとしては
世界的にも人気のフランスのCHAPAL(シャパル)を
クローズアップしました。
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CHAPAL(シャパル)TANNER Leather Garment Manufacturer
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1832年、フランスはクルーゼという町でCHAPAL(シャパル)はタンナー(皮革の鞣し)工場として誕生した。19世紀後半に入りパリに移った後、ニューヨークのブルックリンなど世界各地に工場を置き世界にその名を知らしめていった。
しかし、CHAPALが現在のようなウェアメーカーとしての礎となったのが1914年のフランス空軍の依頼でフライトジャケットやオーバーオールなどを生産し始めたことであろう。その後も防水性や耐久性の向上をめざして開発された特許のプラスチックコートされたレザーが現在でもフライトジャケットの代名詞的な存在であるアメリカ陸軍のB3ボマージャケットに採用されるなど装備としては時代の先端である軍隊との関係が飛躍的にCHAPAL(シャパル)の技術力を高めることとなったのだ。
1950年代、CHAPALはカーレーサーのためにレザー製のヘルメットやバイザーを作るなど、そのヒストリーにクルマとの関わりが色濃くなり始め、モータースポーツが盛んになるにつれてそのテイストをふんだんに盛り込んだウェアが登場する。
CHAPALに現代でも根付くモーターレーシングとの関わりを最も顕した出来事として1963年、何と「La Mas Du Clos」というサーキットを自ら作ってしまう。やはりモーターレースの好きなヨーロッパならではの思考であるが、サーキットはCHAPALとクルマ好きの顧客との関係を密接にする役割も果たしており、コミュニケーション戦略のひとつと捉えられていたというのも興味深い。
この「La Mas Du Clos」は現在でも営業されており、フェラーリコレクターとしても知られる現在のCHAPAL社長ピエール・バルディノン氏をはじめ、周囲の仲間達によるイベントなどでも利用されている。少し話は逸れるが、この1周約3kmのサーキットは一見鈴鹿サーキットを小型化した様な姿をしており、S字コーナーやヘアピン、シケインなどのレイアウトもなかなかテクニカルで楽しそうなコースだ。現に「La Mas Du Clos」のオフィシャルサイトではフォーミュラカーなどのシングルシーターに最も適したコースだとしている。
もちろんクルマ関係以外にもCHAPALは意欲的な活動を行ってきた。1968年のフランス・グルノーブルで開催された冬期オリンピックでは、乗馬の世界チャンピオンEric Navetのためにウェアを製作。
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あるいはその後20年間に亘りクリスチャン・ディオールの皮革製品を担当するなどファッションの分野でも活躍したのであった。創業以来170年以上の歴史は伊達に皮革製品を作り続けてきただけではなく、確かな実績がクォリティの高さを強く物語っている。
創業150年を期にCHAPALはオリジナルブランドを主たるラインとして、過去に作ってきたレザージャケットを再生産することを決め、同時にアクセサリー類にも着手した。工場もフランスに統合され、本当に優れた製品を求める人々のためだけに、熟練した職人達の手によって徹底したこだわりをもって生み出される製品作りを行っている。それは多くの人々に受け入れられるものではなく、あくまでもCHAPALたる視線でデザインされたモノ達である。象徴的な鮮やかなオレンジ色のロゴや、それを巧みに配したウェアは今や日本はもとよりニューヨークやイタリアなどのプレミアムショップでのみ販売され、数々のヒストリックイベントなどでも見かけることができる。
元々、オープンエアドライブで重宝することや、その機能性、そしてデザイン性などからフライトジャケットをはじめとするミリタリーアイテムは人気があるが、歴史的な実績が証明する皮革加工技術と独特のセンスが生み出すデザインは確かにクルマ好きの心を捉える要素を備えており、それらが調和した世界観こそいわゆるビンテージレーシングなスタイルとして定着しているように思える。
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回はドライビンググローブの最高峰と言える
RSL社のペッカリー皮革のグローブを
クローズアップしました。
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RSL Peccary Glove from GERMANY
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しなやかな肌触りと自然な感触。ドライビンググローブに求められていることを考えると、最も重要な要素が「自然」であることなのだと気づかされる。掌は汗をかき、またステアリングは路面からの衝撃を返す。ドライビンググローブは本来手を保護するためのものであり、また汗によるドライビングミスからそれを守る。ひととクルマの接点こそ掌と足。コントロールすることにおいてはこの二つしか無いのだから。
実際にドライビンググローブといわれるものはこの世に幾つも存在する。しかし、愛着に至るまでに廃棄となるものがほとんどである。硬化し、吸汗せず、また逆に滑るようになってしまう。これではグローブの意味を成さない。グローブの素材としては他の皮革製品同様、主に牛や羊などの皮革が多用されたが、ドライビンググローブとしての機能性には問題が多かった。
ペッカリーはアメリカ大陸に生息する猪に似た小型の偶蹄類。標高の高い森林を住処とし、厳しい乾燥と寒さを耐え抜く毛皮を持ち、その皮革の特徴である繊細な繊維組織のもたらす柔軟性と丈夫さ、そして体を守る太い剛毛の生えていた毛穴に由来する通気性と吸湿性を併せ持つ「最高の手触り」は、まさにドライビンググローブの素材にうってつけであった。
マイスターの国ドイツでは古くよりこのペッカリーの皮革に着目し、多くの逸話を生み出してきている。着用したままお札が数えられるグローブとしてはDENTS社のそれがつとに有名ではあるが、このRSL社も1928年から乗馬用品を手掛けるメーカーとして、必然的にこのペッカリー素材を採用し、優れた製品を生み出している。
RSL社は乗馬用品として手綱を操るグローブを出発点として現在のドライビンググローブを作り続けており、まさに操るということに対する思想がそこに顕れているのではないだろうか。
このグローブの特徴のひとつに「綻んだら自分で直す」というのがある。使用するにつれて傷んでくるのは万物の法則であるが、手入れ次第で長きに亘り使い込むことができる。
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このしなやかなペッカリー革は高品質な麻糸で紡がれているが、やはり糸は摩擦などによって切れていく。また、皮革は伸びることから、フィット感が甘くなることもある。このような場合に、クルマを磨いたりメンテナンスを行うように、自分で直すというのもこのグローブの特徴のひとつである。
実際のメンテナンスとしては「汚れ」「綻び」「フィット感」「硬化」などに対し各々手入れの仕方は異なるが、洗ったり紡いだりといったこれらの積み重ねこそが、自分流のグローブに仕立て上げる手段でもあり、皮革製品を使い込むことの醍醐味なのだと思う。これこそまさに「愛着」の持てるグローブということなのではないだろうか。
私が学生の頃、それはたいそう皮革製品にこだわりを持つ先輩がいた。彼の興味はもっぱらレザーのパイロットジャケットであったが、それは本当に手入れが行き届いていて、腕の動きにもしなやかに追従し、しっとりとした独特の光沢を放っていた。そんな彼の口癖は「革は生き物」だった。それはもちろん動物から作られた皮革なのだから至極当然の言葉なのだが、妙に納得させられるその語りに聞き入ったものだ。
そんな訳で手入れの時間も自分と愛車との蜜月のひとつとして大いに楽しんでもらいたい。これもクルマ趣味の奥深さのひとつなのだろうと思うのは私だけでは無いはずだから。
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回はいわゆるカーアクセサリーの代名詞でもある
各種の車内グッズを製造するドイツのハーバートリヒター社
をクローズアップしました。
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RICHTER-QUALITY-CAR-ACCESSORIES
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世界中を見て回ってもカー用品、とりわけ一般にカーアクセサリーと呼ばれるクルマの車内グッズは日本が世界で一番といえるほどその種類やカタチが充実している国はないだろう。日本のモータリゼーションや日本独特の社会環境に合わせて発展、発達し続けた「カー用品」業界の大きな柱でもあるこれらのカーアクセサリーは、ドリンクホルダーを筆頭に、ほぼクルマ1台に何かひとつは取り付けられているのではないだろうか。
その世界一とも言えるカーアクセサリーの豊富さを誇る日本ではあるが、ことそれらのデザインにおいては正直なところ閉口せざるを得ない。もちろん需要があり、成立している商品も多いことは認めるところではあるが、一部の日本の町並みのように景観を無視したように車内にちりばめられたカーアクセサリーはお世辞にもオシャレとは言えないし、第一スマートではない。また、僕たちは少なくともキャラクターの付いたカーアクセサリーなど必要としない。
ドイツはフランクフルトの南約150kmに位置するプフォルツハイムという町に位置するHERBERT RICHTER(ヘルベルト・リヒター)社の取り扱いアイテム数は数千に上ると思われ、ホルダーをはじめセキュリティ用品、ミラー、エンブレム、収納用品、キーリングその他インテリアやエクステリアのカー用品のありとあらゆるものを自社で生産し、ドイツはもとより欧州、欧米に提供しているメーカーとしては最も大きい規模と言える。
日本には前述の通り多くのカー用品メーカーが存在し、また充実しているからか、あまり多くのリヒター製品が入っているわけではないようだ。しかし筆者は25年ほど前にリヒター社の灰皿を愛用しており、今なお全く変わらぬまま生産されているのには正直驚かされ、またとても嬉しいことであった。
つまりラインアップにはロングライフな製品も多く存在しているということである。
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無数のラインアップの中には国民性の違いや環境の違いと思われる、僕たちには理解できない商品があったりもするのは事実だが、プラスチック成形技術の高さとメーカーブランドを強く主張しない製品には概ね好感が持てる。OEMによって別ブランドで流通しながら明らかにHERBERT RICHTER製と思われる商品にお目に掛かることがあることからも主張が控えめなのかもしれない。
つまり僕たちが注目したカーアクセサリーはHERBERT RICHTER社の製品からすればほんの一握りに過ぎないが、ほぼすべてがブラックの展開一色であり、無骨とも言える佇まいながら欧州車のインテリアに最も溶け込む。これは確かに日本のこれらの製品群には珍しいのではないだろうか。
機能だけを追求し、製品としてのシンプルなデザインがなおざりにされることが多く、カーアクセサリー界で最も激戦といえるこの日本で、骨太で質実剛健なこの製品達は、まだまだカーアクセサリーの可能性を感じさせてくれる。
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回はスタイリッシュなチャイルドシート
イタリアはfair社のbimboシリーズを
クローズアップしました。
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“bimbo” Children Safety Seats
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日本でも義務化が施行されてまもなく8年、依然として着用率は50%に満たないと言われているチャイルドシート。子供を大切に思わない親はほとんど皆無だと思うが、チャイルドシートの着用率は依然として上がっていない。警察庁とJAFの合同調査によるとここ3年間では全体でほぼ横ばい、生後1〜6才の間では、減少傾向にすらあるという。何故だろうか。
理由については様々な議論がなされているが、概ね次のように考えられる。
1.取付が難しく、面倒である。また、チャイルドシートが重く、脱着しにくい。
2. 子供の成長のために短期間しか使用できないのに高価である。
3. 子供がおとなしく座っていないために無意味である。
4. 脱着機会の多い使用状況の場合、嵩張るために邪魔である。
といったところではないだろうか。
ところでチャイルドシートの本来の効果についてご存じだろうか?もちろん子供を万一の事故の際の衝撃から少しでも守るためのものであるのだが「クルマに装備されているシートベルトを正しく機能させるためのアダプター的なもの」であると言える。シートベルトが小さな体にフィットし、首が絞まったり、緩すぎて機能しないことの無いように体格を補ってくれる。
ISOFIX(車体に予め専用の取り付け金具が装備されており、そこに対応のチャイルドシートを“固定”するタイプ)のモデルは異なる方式で有効な方法ではあるが、互換性やメーカーの対応など一般的とは言い難い。
中でもル・ガラージュ的な視点で見ると、大袈裟な機能や形状、そしていかにもなデザインは、チャイルドシート本来の目的から考えても違和感をおぼえずにいられない。
そこで選ばれたのが1971年創業からチャイルドシートを中心に生産しているイタリア、fair社のbimbo(ビムボ)シリーズである。
シリーズのメインとして1-2-3というモデルがある。先ず何より洗練されたスマートなデザインとカラー、そしてコンパクトさが目を引く。ポルシェ911の後部座席にも装着できるといえば、特にその座面のコンパクトさがご理解いただけるだろう。体重9kg(生後9ヶ月頃)〜36kg(12才頃)までの長期間使えるように工夫されたデザインながらゴテゴテとした機能は持たず、成長に合わせられるヘッドレストの伸縮だけがさりげなく機能する。本体はポリプロピレンとスチロール樹脂で構成され、重量も3.3kgと比較的軽量であるのも特徴的だ。
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チャイルドシートの重量は実は非常に重要なポイントであると考えている。脱着時の容易さを向上させるのはもちろんであるが、万一の事故でチャイルドシートの自重による圧迫を軽減できる。取り付け方や方式にもよるが、重ければ当然ながら事故の際にはその重量に加速度が付くことで何倍もの重さが子供にのしかかる可能性もある。さらに子供の無乗車時に後席に置かれたままのチャイルドシートは衝突時に凶器として飛んでくることも想定しなければならない。強度が保てる限り、軽量であることには意味があるのだ。
また、もっと簡易的なタイプと言えるジュニアシートbimbo Scoutとヘッドサポートbimbo MAXIという組み合わせもある。これはジュニアシートによって座高を上げてシートベルトを正しく機能させ、ヘッドサポートで頭部の安定性を図るというもの。価格も比較的手頃で嵩張らないのでトランクにも収めやすいのが特徴だ。もちろん安全性という意味では先のチャイルドシートの方に歩があるとは思うが、ジュニアシート単体重量で850gと軽量であるなど、これらの特徴は装着の推進にも非常に有効であると考えられる。
チャイルドシートとジュニアシートは何れも国連の欧州経済委員会により設けられたヨーロッパ統一安全規格「ECE R44/03」の認定を受けており、カバーが脱着可能で洗濯できることなど、衛生面でもしっかりと配慮がなされている。
洗練されたデザインとカラーは車内のイメージを損なうことなく装着でき、窮屈でなく快適な座り心地は本来の目的である安全性の追求も果たせる。スマートで車窓からの景色も見やすくなるこれらのシートであれば、子供達も素直にチャイルドシートに座ってくれるのではないだろうか。
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回は発売開始で話題沸騰のFIAT500に
ちなんでFIATのオフィシャルウェアを
クローズアップしました。
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FIAT official wear by RITES
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発表以来、多くの話題を振りまき、またFIAT社としても社運をかけたとでも言うべきNew FIAT 500。その発表前よりFIAT社のブランディングの中ではアパレルは非常に大切なアイテムなのだったという。確かに僕たちが普段見る情報源とは異なる方面からFIATのロゴが胸にあしらわれたフェルパ(スェットやジャージと言った方がおわかりかもしれないが)が注目され、FIATというクルマの持つこれまでのアイデンティティとは異なるイメージで、明らかにファッションとして日本でも広がったことは記憶に新しい。そう、着実にそうやってFIATは新しいブランディング戦略を浸透させていたのだ。
今回、FIATがオフィシャルにウェアの制作を委ねたのはRITES。同じくイタリアのアパレルブランドであるが、何よりもRITESはFIATの意向をよく理解し、そのデザイン、コンセプト、そしてクォリティなど、どれを取ってもFIATのブランディングにピタリと合っている。FIATの未来の顧客層へのブランド戦略に「お洒落」というキーワードをアパレルを以て浸透させ、さらにFIATオーナーにはその誇りを持ってもらうという方程式をイタリアらしい、FIATらしさを活かしたところは流石に絶妙である。
一着一着すべての随所にオリジナルとして作り込んだ「こだわり」を垣間見ることができ、イタリアならではの「粋」さ加減もエッセンスとして組み込まれている。特に「色」と「ロゴ」の扱いに関しては唸りたくなるほどの巧みさであり、それらを纏めあげてアパレルラインとしてシリーズ化してしまうところなど、アパレルに対する本気度もかなりのものであることがうかがい知れる。
ターゲット年齢も結構幅広く20代はもちろん50代でもまったくOKなんではないだろうか。シルエットは近頃の路線に沿ったスリムなものでありながらTシャツでも素材からして明らかに「良い」ものがふんだんに使われていて、ただのプリントものなどではないことは素人目にも一目瞭然だ。刺繍やパッチの編み込み、ワッペンの色遣いとデザインの良さ。ちょいワルなオヤジどもの視線も釘付けにするであろうシルエットはまさに待ってましたと言わんばかりなんである。
FIATがファッションに目を向けたのはイタリアという風土もさることながら「お洒落とクルマ」の関係を最も良く知っているからなのかも知れない。お洒落なひとはお洒落なクルマに乗っている。つまりライフスタイルの中での「お洒落」にはクルマも当然のことながら含まれているという思考だ。
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面白いことに随分と昔から色々な自動車メーカーが自動車本体以外のモノを作り、その自動車のブランドで発売してきた。特に目立つものとして、今でも多くの自動車メーカーが自社ブランドを冠して発売しているものに「バッグ」や「財布」がある。これらはいずれもそれぞれのこだわりが折り込まれ、しっかりと作られているものばかりだ。しかし、なんである。特に日本の顧客はそういった「バッグ」や「財布」は「ヴィトン」や「グッチ」「エルメス」をはじめとする「本来のブランド」を持つ。
それらはあくまでフォーマル或いはセミフォーマルと呼ばれるラインであるのだとは思うが、そこが難しさとなっているのだろう。FIATはそのあたりもちゃんと理解していて、あくまでFIATのクルマと同じくカジュアルなラインで展開している。しかもカジュアルであっても本来イタリアが得意とするセンスやエッセンスを自ら理解し、それらを上手く調和させた上質なカジュアルとしてであり、展開に際して関わる人々にそれらの認識をまず浸透させた上で行っていることもブランディング戦略としてしっかりと考えられているようだ。
FIATは完全なアパレルブランドと同様、今後毎年「春夏モデル」「秋冬モデル」としてRITESによるFIATブランドのアパレル展開を行っていくという。FIAT 500をテーマとしたラインも追加され、ボリュームも益々増えていくようだ。それらはやはりカジュアルなラインであるが、前述の通り絶妙なブランドの主張が生きている。FIATに乗っていなくとも、或いはこの先乗る予定は無くとも着たくなるようなテイストだ。
FIATのこの戦略。クルマ好きのクォリティオブライフを提唱する僕たちにとって、またとないアイテムであることはひと目見ていただければお解りいただけるのではないだろうか。
FIAT official wear by RITESアイテムの一覧を見る
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
自身もカーエンスージァストにしてクルマ好き
ならではのジュエリーを製作するアーティスト
studio ARGENTOをクローズアップしました。
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珠玉のモータリングジュエリー。
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自らもクルマ好きを称するならば、誰しも我が愛車にちなんだ、或いはそれを模したミニチュアが欲しくなるものである。それが珠玉のジュエリーやアクセサリーであるならば、欲しくもなるし身に付けたくもなる。しかし実際にはなかなかお眼鏡にかなうものには巡り会えない。
今や世界中を探すことが出来るインターネットを駆使しても、ジュエリーというにはほど遠い雑貨がちらほらと見受けられるだけなんである。確かに、クルマの何某かをモチーフとするのは、以外と難しいものだ。クルマそのものを小さな世界に表現し、しかも持つ者にアクセサリーとしての価値が見いだせなければならない。もちろんアクセサリーであるからには基本的に自分が気に入り、自分で身に付けるものであるだろうが、「プレゼント」であったり「人から見られること」というものが必ず視野に入る。その上でカーエンスージャストの琴線に触れるようなモノであるということは、非常に困難であることはすぐに察しが付く。当然ながら一般的な目で見ても、ジュエリーとして成立していなければ、それはただの金属の固まりに過ぎない。
そんな中、カージュエリー専門の工房として、今では知る人ぞ知る存在となったstudio ARGENTOがある。主宰の迫愛彦氏は自身もカーエンスージァストとしてアルファロメオ・ジュリアスプリントを駆って各地のヒストリックイベントやレースにも参戦するなど、アクティブなホビイストでもある。実は迫氏の奥様も普段はアルファロメオ・スパイダーでレースに参戦。何とフィアットオートジャパン株式会社で広報部長を務めるローマ出身のイタリア人女性、サラ・セレリ氏と組んでレースに参戦したり夫婦でサーキットバトルなんてこともしばしばあるほどなのだから、夫婦揃って相当なもんである。
そんな迫氏は元来、歯科技工士であったのだが、1995年にオーダーメイドのジュエリー製作を開始。後にカーグラフィックの故牧野幸子氏の引き合わせでル・ガラージュと出会い、ピッコラ・マッキナシリーズとして僅か2センチほどの小さなシルバー製ミニチュアカーを作り始めた。
冷たく無機質な素材から、クルマを愛すればこその独特の描写とデフォルメによって、なんとも暖かなジュエリーとして表現されたピッコラ・マッキナシリーズは、フルオーダーメイドにも対応していたこともあって瞬く間に話題となり、特別な贈り物としても好評を博して、現在までに約200車種におよぶ作品が生まれてきた。さらにはミニチュアカータイプ以外にもエンブレムやパーツなど車をイメージさせるリングやペンダント、タイピン、カフスなど様々なジュエリーをすべて一つひとつハンドメイドで作り上げてきた。
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studio ARGENTOが手掛けた作品は何れにもまさしく魂が宿っていると思える。氏のクルマへの愛情が注ぎ込まれ、同じモデルであったとしてもそれぞれが微妙に異なるというハンドメイドの良さが表れていて、それは紛れもないアートである。
持つ者には所有することの喜びを、見る者に微笑みを与えてくれる。ともずれば無骨なデザインになりがちなモチーフをジュエリーとしてスマートかつ美麗に再現しながら、しっかりとクルマが好きなんだなとアピールしてくれる。まさにモータリングエンスージャストにとって珠玉のジュエリーなのだ。
迫氏のポリシーは「手にとった人が思わず笑顔になるようなもの」「いつも身近に持っておきたくなるようなもの」なのだという。世の中にモノが溢れ、個性が埋没し続ける時代。量産による低コスト、低価格に魅力を感じる時代。そういったことに嫌気がさし、少しずつ次の視点で物事の本質が見れるようになってきた僕たちに、この作品達は「心の悦び」を見いだしてくれる。贈る者と贈られる者の悦びまでもが思い浮かぶ。
趣味に生きるイケナイご同胞達にとって、これこそが求めるモノのひとつなんではないだろうか。
studio ARGENTOでは、これからもクルマを楽しむオトナの男女のために、心擽るジュエリーを発表してくれることだろう。そこにはキラリと輝くジュエリーならではの美しさとともに、ユーモアも盛り込まれ、さらに僕たちの物欲が駆り立てられるに違いない。
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
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今回は日本上陸間もないオランダ発の
革命的アンブレラ“SENZ Umbrellas”
をクローズアップしました。
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アンブレラの革命。
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現在の一般的な傘のスタイル、開閉式のそれは13世紀のイタリアが最初とされている。元来日傘として生まれたといわれる傘の誕生は古代中国や古代エジプトまで遡るというから、本当に太古から存在するものであるし、とりたてて傘の形状を意識したり疑問を抱くことも無かった。
そんな傘も素材の発達と合わせて時代とともに少しずつ進化し、折りたたみ式などの持ち運びに容易なモデルも登場しているのはご存じの通りだ。しかし基本的な形状や構造の考え方は昔も今も不変である。
そのパラシュートの様な形状から、強風には弱く、壊れたり手に持っていられないなど問題もある。一度や二度は台風下で傘が裏返ったり壊してしまった経験があるはずだ。つまり悪天候の中でも比較的穏やかな状態でなければ普通の傘ではあまり役に立たないし、そんな環境では邪魔でさえある。
オランダの若きデザイナーGerwin(ゲルウィン)らは、そんなヤワな傘に素朴な疑問を感じ、それらを克服すべく、基本的な構造を維持しながらも革新的な発想でこのSENZ umbrellaを生み出したのだ。
SENZは風をまともに受ける部分であり雨をよけるために覆う傘の形状に注目した。そしてそこにエアロダイナミクスを応用し強風の影響を受けにくい、いや利用した傘を発明したのだ。その上さらに折れやすい骨の部分も、素材と設計を改良し、より丈夫な傘が誕生したのだった。
傘とエアロダイナミクス。この絶妙で的を得た発想は誰が見ても明らかに「傘」である基本的な構造はそのままに、雨をよけるために最も重要な覆いの部分を見直したのだ。まるでステルス戦闘機の様な形状となった傘は、飛行機の翼のように風をいなすことによって強風でも振り回されることが無い。
さらには後ろ側が少し長いために丁度柄を持ったときに体をすっぽりと覆ってくれる。また、逆に空気の流れを上手く使って、傘が風に押されにくいようにさえなっている。強風下でも必至に握りしめる必要が無いと言うのだ。これは本当に革命といわず何と言おうか。
長らく至極当然の様に大きな形状の変化が無かったアンブレラが、大きく進化した瞬間である。
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SENZのプロモーション映像にもあるが、実際に風洞実験によって折りたたみの小型モデルでも風速60km/h、ノーマルタイプではなんと風速100km/hまで耐えることがわかった。普通ではあり得ない環境ではあるが、そんな強風の中で傘がさせるなんて、だれが想像し得ただろうか。
また、SENZはスカイダイビング中に傘を広げて持つという、大胆かつ型破りな試みを行った。流石に300km/h近い落下速度の中では耐えきることはできなかったようだが、映像を見る限り落下してしばらくはカタチを維持している。さらに他にも消防車の放水を浴びせたりと驚くようなテストを映像として納めており、このチャレンジは馬鹿馬鹿しさを通り越して脱帽だ。
流石に安全面からお薦めはできないが、SENZのアンブレラは自転車やバイクなどでも使えることを指す。エアロダイナミクスの効果で、走っていても傘がひっくり返ったり、裏返らないのだ。
カーグッズという範疇からは少々外れるかもしれないが、このアンブレラの魅力は間違いなく僕たちの心を擽った。2007年のドイツの格式高いデザイン賞、デザインの革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性など9つの基準から審査される「レッドドットデザインアワード」の見事受賞をはじめ、ヨーロッパをはじめとする多くの国々でメディアに取り上げられ、賞賛を浴びていることもそれを裏付けている。
エアロダイナミックな傘。このSENZアンブレラの誕生は、当たり前と思っている身近な製品に、まだ開発の余地が残されていることを意味しているのではないだろうか。しかも目から鱗的な、ね。
SENZアイテムの一覧を見る
SENZ Umbrellas 本国サイトを見る(英語)
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今回は世界中のみんなが待っていた
Apple社のiPhoneに最適な車載ホルダー
をクローズアップしました。
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iPhone 最高の選択。
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それはまるで世の中にWindows95が登場したときのようなものなんではないだろうか。iPhone(アイフォーン)の登場をただ待っていた身分としては、とにかく新しく革新的なツールが登場するのだと言う漠然とした期待感と、サプライズ好きのApple社(CEOのスティーブ・ジョブス氏と言った方が正しいのかも知れないが)の戦略と明らかにこれまでの携帯電話のイメージを覆す総合的なデザインに多くの人々が賛同し、自らノっていったカタチではなかろうか。
すでに1年ほど前から米国を中心に、順次数ヶ国では発売されていたiPhone。この度のモデルチェンジを機にiPhone 3Gとして基本性能を向上させ、今年2008年7月11日に日本を含むほぼ全世界で一斉発売と発表されたのが6月9日にカリフォルニアで開催されたApple主催のイベントWWDC (Worldwide Developers Conference) での衝撃的な件のCEOスティーブ・ジョブス氏による基調講演でのこと。一部のガジェット好きを火種に発売日までにかなりの盛り上がりを見せ、iPhoneは携帯王国日本では売れる売れないといった物議やTVニュースなどで度々取り上げられるなど、最近の携帯電話としては希にみるほどの興奮を呼んでいたようだ。
実際、Apple社の7月14日のリリースによると、発売から僅か3日間での全世界での販売台数が100万台を突破したというから日本だけではなく、世界中でこの携帯電話、いや携帯情報端末に注目が集まっていたということは、価格の異なる2タイプのモデルが半数ずつ販売されたとしてもおよそ270億円近い売上があったことになる。ご存じの通り、日本ではまだまだ入手困難のこの状態でのハナシであるから「予想外です」という少々懐かしいセリフがまさしくピッタリなんである。
さて、iPhoneの機能やその周辺とスマートフォンとしての善し悪しについては、専門の方々に語っていただくとして、僕たちとしてはすでにメルセデスベンツがiPhone専用ドックを発表するなど、クルマ業界にもハッキリとした影響が出始めているのは明確でもあることだし、クルマまわりの生活にどんな影響や効果が出てくるのかが気になるところではないだろうか。
特にモバイルとして最も有効に使いまくるならば、新しいiPhone 3Gに予め装備されたBluetoothやGPS、それに今後も追加され続けるサードパーティ製アプリをどんどん活用しない手は無い。もちろん3Gで高速になったインターネットしかりだ。それに当然ながらiPodとしての音楽とビデオのジュークボックス機能も重要だ。
しかし、これらすべてを上手くクルマで活用するには、最適なホルダーが必須である。持ち歩いていたところからクルマに乗車して活用するために、できるだけ小さく、機能的で、何より充電プラグも使用できなければ意味がない。広く明るく美しいタッチスクリーンはドライバーの視野にきっちり納めておきたい。これはいままでの携帯電話にはそれほど求めなかったことでもある。
ということで、ル・ガラージュとしてはRICHTER社のフォンホルダーがまさしくそれにあたるのではないだろうかと考えた。大きさといい、フォルムといい、まさしくiPhoneにぴったりのホルダーだ。そこで「On the Car」でのシーン毎に、iPhoneに最も適したホルダーに求められる要素をiPhoneの基本的な機能を使う前提で検証してみたい。
Apple iPhone 紹介ページを見る(メーカー)
SoftBank iPhone 紹介ページを見る(販売)
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1. 電話の受発信を画面で確認したい!
Point!:iPhoneの脱着が簡単であること。
電話としてハンズフリーで使用するのが前提でもBluetoothを使った無線接続を活かした手軽さを重視したい。つまり乗車時にはケーブルを繋ぐなどの動作無しに、ただ置くだけにしたいところだ。また、着信の内容やこちらからの発信のためにスクリーンが良く見え、操作できるように考えておく必要がある。
2. GPSを利用してカーナビ代わりに!
Point!:画面の視認性とタッチパネルの操作性が良いこと。
iPhoneに最初から装備されるMapsはGoogleマップ上に現在地の表示が可能。移動すれば現在地点表示も地図上を移動するので、カーナビ的(経路や音声ガイド、地図の自動スクロールは無い)な使い方をするとすれば、GPS信号の快適な受信もあるが、視認性と操作性を考える必要がある。
3. iPod機能でビデオを見たい!
Point!:画面の向きをタテヨコにできること。
大きくて美しいワイドスクリーンでビデオなどの映像を見るには、iPhoneを横向きにする必要がある。使い方によって向きを変える必要があるということは、ホルダーもタテヨコの向きが変えられる必要がある。
4. ネットやメールをしたい!
Point!:やはりiPhoneの脱着が簡単であること。
現代では「検索」はあらゆるシーンで使われるようになった。メールもしかりである。より高速でネット検索やメールの送受信が可能になったiPhoneなら、車内からでも「検索」は特によく使われる機能であろう。タッチパネルによる検索文字入力は指で行う必要があるので、やはりiPhoneの脱着は容易であって欲しい。
5. 充電やカーオーディオに有線接続をしたい!
Point!:コネクタケーブルに接続したまま使えること。
フルにiPhoneを使うと、それなりにバッテリーの消耗も激しい。あるいはiPod機能を有線接続でカーオーディオに接続して音楽を聴きたい場合、自ずとiPhoneの下部にケーブルを接続しておいたままホールドできる必要がある。
他にも今後発表されるアプリによってやそれぞれ特有の使い方はあるだろうが、基本はこれらではないだろうか。そしてホルダーのクルマへの装着のスマートさや、コンソールなどの室内のデザインとの調和もポイントとなることであろう。
となれば、まさにこのドイツRICHTER社のフォンホルダーが最高の選択なのではないかと思うんである。
RICHTER フォン&iPhone・iPodホルダーアイテムの一覧を見る
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今回はGRIOT'S GARAGEの新製品
スプレー・オン・ウォッシュほか
お手軽なカーケア製品をクローズアップしました。
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お手軽カーケアのススメ。
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尋常じゃない!と思わせるほどの暑さが続く今日この頃。それでもクルマのお手入れは休めない。したたり落ちる汗と格闘しながらの洗車は、正直なところ拷問とでも言うべき作業であったりする。たっぷり汗をかいた後の冷たい飲み物とピカピカになった我が愛車を眺めるのも、まんざら悪くはないが、この季節はやはり洗車もサッと済まして爽やかな気持ちでスッキリといきたいものである。
ちょうど、GRIOT'S GARAGEから、なんともありがたい製品が発売され、早速試してみるとこれが結構良いのである。「スプレイ-オン・カーウォッシュ」。その名から想像のつくとおり、スプレーして拭き取るだけで洗車ができるというもの。すでに同社から発売されている「スピード・シャイン」もめっぽうお気に入りで重宝してはいるのだが、「スピード・シャイン」に少量含まれるワックス効果などを省く代わりに、より洗浄力を高めたものだという。
実際、普段からしっかりとワックス掛けの施されているクルマなら、ワックスを取り去ることなく汚れだけを拭き取ることのできる洗剤は有効であろう。周囲に水道が無く、あるいは出先でのちょっとしたケアにピッタリの水無し洗車アイテムといったところ。雨や水滴による水ジミや鳥の糞、樹液をはじめ、走行していることで付着する汚れを、ボディーを傷つけることなく安全にサッと落としてくれる。近年の環境保護や水の節約といった観点からもお薦めできるアイテムなんである。
お手軽カーケアの作業工程としては、しつこい汚れには「スプレイ-オン・カーウォッシュ」でクリーニングを。次いで「スピード・シャイン」でボディに浮いているホコリをボディに優しく拭き取るというもの。特に酸性雨による水ジミは結構しつこく付着していて、「スピード・シャイン」だけでは落ちにくかった覚えがある。これなら安心してクリーニングできるというものだ。確かにそのクリーニング効果は高く、まさしくスプレー式ボディクリーナーというのが適当な表現ではあろうが、これはボディの塗装への影響をはじめ、せっかく塗布されているワックスやシーラントを除去しないという点でもありがたい。
一緒に発売された専用のマイクロファイバー製のタオルを使えば、より効果的であった。これは触れただけでも違いがわかるほどしなやかで柔らかく、繊維の構造がより細かいことで、汚れを取り込む効果に優れているという。さらにGRIOT'S GARAGEではそれぞれの作業や洗剤ごとにこのマイクロファイバー製のタオルのカラーを合わせ、間違って他の作業で使用しないように「専用」という位置づけにしている。これはカーケアにこだわる諸兄にとって当然のことでありながら、非常にありがたい配慮なのではないだろうか。
と、いうわけでGRIOT'S GARAGEの看板製品でもある「スピード・シャイン」にも専用のマイクロファイバー製のタオルが登場した。このタオル、とにかく拭き取り能力に優れているので、ご存じない方は是非一度お試しいただきたい。
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さて、この一連のスプレーオンなシリーズの中でも、最もお気に入りなのが「スプレイ-オン・ワックス」である。これはスプレーで吹き掛けて拭き取るだけの液体ワックスなのだが、その輝きは「ベスト・オブ・ショウ・ワックス」にかなり近いものなのだ。
正直なところ、かなり無精な性格の小生にとっては非常にありがたいアイテム。これにはクリーニング効果は無いので、下地が充分にキレイであることが前提となるが、シュシュッと吹き掛けると特有のバブルガムの様な甘い香りで、それを伸ばすように拭き取るだけで、小さなスワールマーク(光の加減で見える小さな磨きキズ)も目立たなくなり、何よりしっとりとしたその深みのある輝きが僕をとても満足させてくれるのだ。もちろん拭き取りにはマイクロファイバー製のタオルをオススメする。
この「スプレー・オン・ワックス」は本来ワックス補強剤という位置づけながらとても艶が良く出る。天然カルナバをベースに開発されているとあって、その艶にも納得いくものであり、安心感もある。
こんなお手軽カーケアでも、本格的な輝きが得られるのだから、それはとても助かる。それぞれ8オンスの小型ボトルも用意されているので、クルマに常備しておくのにも最適なんではなかろうか。かくいう僕の常備セットは、
・スピードシャイン 8oz
・スプレイ-オン・カー・ウォッシュ 8oz
・スプレイ-オン・ワックス 8oz
・インテリア・クリーナー 8oz
・ウィンドウ・クリーナー 8oz
といったところで、これに件のマイクロファイバー製のタオルを合わせて車載している。
おかげでいつも「いつも綺麗なクルマですよねー」と言われるほど。
やっぱりキレイなクルマに乗るっていうのは気分のいいもんだ。
GRIOT'S GARAGE カーケアアイテムの一覧を見る
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回はGRIOT'S GARAGEの真骨頂。
ランダムオービタルマシンでの
カーケアをクローズアップしました。
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そろそろマシンでポリッシング!
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ボディを磨き上げ、写りこむような深い光沢が得られた時には、何とも言えない満足感に駆られるもの。しかし翌日、あるいはその後にまで襲い来る体中の痛みや疲れが、悲しくもツライのもなんとかしたい。プロのようにマシンでギュイーンと素早くかつ安全に磨き上げたいのは誰でもが思うことではないだろうか。
しかし、ポリッシュマシンといえば扱いが難しく、下手すると塗装を剥がしたり、あるいは焦がしてしまったりするのではないかという不安がつきまとう。これはドリルの様に軸を中心に真円を描いて回転するシングルアクションのマシンならば、高速で回転するパッドは当然外側がかなり発熱するから確かに扱いは難しいようだ。プロでも熟練を要するらしいから当然か。
実はGRIOT'S GARAGEでは随分と以前から誰でも使えるマシンということで、ランダム・オービタルというポリッシュマシンを紹介していた。その名の通り回転軸がランダムになっていてパッド面が回転運動ではなく、ブルブルと偏芯運動の軌道で動くダブルアクションというもの。なので「発熱が少ない=安全なポリッシング」が可能というワケ。で、小生も以前シアトルのGRIOT'S GARAGE本社に行って、このマシンの良さをリチャード・グリオから直々にレクチャーを受けたのだ。
彼の説明によるとかの有名なBOSCH社などからも同様の動きをするマシンはあるそうだが、パワーが小さくて押さえつけると止まってしまうんだとか。そこへ来てGRIOT'S GARAGEのランダム・オービタル・マシンは強力で、なるほど当時のマシンはまるで電気ドリル的な少々無骨なイメージを受けたが、しかし最新のランダム・オービタル・マシンではハンドルも改良されてかなり持ちやすくかつデザインも随分と洗練されている。
実際、光沢が弱っているクルマの塗装面を「ひと皮剥く」作業でも、普通のシングル回転軸のマシンならとても気を遣うボディの突き出たエッジ部分(リチャードはわざと顔を歪めてエッジを強く押さえつけて見せていた!)でさえ安心してポリッシングでき、ポリッシュした所を触ってみても暖かい程度で熱くはなっていないのがとても印象的だった。同様のことをシングル回転軸のマシンですると、ペイント面もパッドも火傷しそうなほどに熱くなってビックリした経験がある。
あわせて、このダブルアクションという偏芯運動による安全性もあいまって、ポリッシュ作業だけではなく、ワックスの塗布にも適している。マシン本体の自重でしっかりと塗り込めるので、これはかなりありがたい。つまりポリッシングによる下地処理からワクシングによる仕上げまでをカバーするマシンということになる。スポンジパッドも用途別に硬さの異なるものが用意されていて、それぞれ色も違うから見分けやすいのも良いところである。
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ベスト・オブ・ショウ・ワックスをはじめとするGRIOT'S GARAGEのカーケア製品は基本的に手作業で使う前提と思われるものが多いのだが、このマシンならそのまま使えて作業効率が大幅にアップするのでとても良い。もちろんマシン専用とするポリッシュ剤も用意されていて研磨性能ごとに4ステップある。ボディのやれ具合に合わせて使い分ければ、まさにプロのポリッシングが誰でもできるというもの。
中でもオススメの作業のひとつにガラスのポリッシングがある。そう、油膜取りの作業だ。手作業なら力一杯にガラスをゴシゴシと。まるで筋力トレーニングの如く、かなり過酷な作業であるのは経験者ならご存じだろう。そんなガラスのポリッシュ作業もこのマシンとGRIOT'S GARAGEのグラス・ポリッシュを使えば楽々とこなせる。さらにはこのマシン、回転速度の調節機能を備えるからこそであろうが、GRIOT'S GARAGEのお家芸とも言えるペイント・クリーニング・クレイ(トラップ粘土)による鉄粉除去作業までをもこなすというから驚きだ。
最近、ラインアップに小型のオービタルマシンも追加された。クロームのバンパー、小さなパーツやバイクのタンクといった曲面が多く、比較的面積の小さな場所にも使えるというのがウリである。小さいボディながらにもちろんダブルアクションのランダム・オービタル・マシンで、専用の小型パッド(別売)も用意されている。小型ならではのキビキビとした取り回しの良さは、磨き上げることの楽しさをさらに増幅してくれる。
アメリカ生まれのこのランダム・オービタル・マシンであるが、もちろん日本の100V電源でOK。少々作動音が大きいのはご愛敬。
洗車趣味が高じてついにマシンまで・・・となると、少々気兼ねしないでもないのだが、完璧を求めるならば是非持っておきたいアイテムなのは間違いない。複数台所有している諸兄にもオススメで、カーケアの精度はさらに向上し、より一層ピカピカの愛車達を愛でることができるというものだ。
GRIOT'S GARAGE ランダム・オービタル・マシン
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回はドイツの名品のひとつである幌でできた
“dothebag”のバッグシリーズを
クローズアップしました。
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粋なバッグとそのスタイル
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僕は鞄好きだ。目新しい、或いは何かしら惹かれるそれを見つけてしまうとつい手に入れたくなる。家内の冷たい視線をよそに、自宅の納戸には数多くのバッグたちがひしめき合っている。
何がそうさせるのか。ある時はその質感に、あるいはギミックや機能に、もちろんデザインで衝動に駆られる場合もある。手に持ちきれない「何か」を持ち歩くために欠かせないその袋は、常に持ち歩くモノだけにもはや自分の衣服と同じく、自分を演出するひとつのアイテムにさえなっている。
そんな僕を夢中にさせたのが個性的な素材を活かしながら、一見とてもシンプルなこのドイツのバッグなのだ。
“made of original soft-top fabric as applied in the automotive”とdothebagのタグに記載のあるとおり、このドゥザバッグというブランドのバッグはオープンカーの幌で作られている。ドイツといえばカルマン社など、数々のコーチビルダーが存在してきた背景もあり、この幌素材、カブリオテックスもそんな歴史の中で進化を遂げてきた。
クルマのボディの一部ともなるカラーは、世界の街並みに溶け込む絶妙な配色であり、キャンバス地にゴム引きという防水性の確保はもちろん、紫外線や風雨などにも強く、時速200km/hオーバーのアウトバーンで鍛えられたという表現は、このバッグを持つ者に何とも言い難い満足感を与えてくれる。確かにしっかりとコシのあるこのカブリオテックスという上質の幌素材は、現在ではアメリカの商標としてゾネンラントと名称を改められ、上品な光沢と色合い、そして生地としての風合いなど、まさしく高級な幌素材の代名詞として君臨している。
そんな上質な素材をベースに。トートバッグやメッセンジャーバッグなどスタイリッシュなファッションバッグとして誕生したのが“dothebag”のシリーズである。“dothebag”は2001年にCubicbagというラインでドイツの有名なデザイン賞のレッドドットアワードを受賞するなど、そのデザイン製やクォリティに於いてはすでに知る人ぞ知る存在であった。
カブリオテックスにテナックスピンという幌ならではの組み合わせに、レザーのベルトをあしらい、薄手のものを入れた時と、厚手のものを入れた時でシルエットが崩れない独特の構造もあいまって、登場以来人気を博している。カジュアルにもビジネスにも堪えうる質感は、多くの人が好感を持つバッグであり、その丈夫さもひとつの大きなポイントとして捉えることができる。
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元々生地の持つ丈夫さを活かすために縫製もかなりしっかりとしたものが成され、何よりもそれらが独特のデザインを生み出すきっかけともなっていて、ドイツらしい機能美をも醸し出しているのだ。
今ではモータリングライフに於いても、ファッションやスタイルといった「オシャレ」は欠かせないキーワードのひとつであるが、そんなニーズに、まさにぴったりと当てはまるアイテムだ。
さらには所有する喜びに蘊蓄を語れるオマケまで付いてくるだけに、これは見逃せない。トートバッグにはノートPCがすっぽり収まり、ビジネスシーンでの使用にもしっかりとかつスマートに応えてくれる。まずはそんなシーンで使ってもらいたい。きっと商談もこのバッグの話から始まって、コトもスムーズに進むこと請け合いだ。あるいは旅先でメッセンジャーバッグを襷掛けに出かけてみよう。アクティブな旅行でも、ゆったりとした観光でも、必要なアイテムをしっかりとホールドし、全体のファッションとしてもしっくりと纏め上げてくれる。
オトナがオトナらしく持て、それでいて自らのセンスにも磨きが掛かる。やはりそこにはストーリーがあって、これこそが常に僕たちが求め続けているモノへのこだわりなんではないだろうか。
僕たちも長年ル・ガラージュとしてカーグッズの世界を見てきたが、自らの年齢の積み重ねと社会や流行の変遷の中においても、これだけ魅力を感じさせてくれるアイテムはそうは出てこない。世代を超えて愛せるモータリングなグッズの筆頭とも言えるのがこの“dothebag”のバッグ。それは僕のバッグへの執着を見事に具現化したものなのかもしれない。
dothebag アイテムの一覧を見る
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回は登場以来、人気沸騰のPUMA 917
ドライビングスニーカーを
クローズアップしました。
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カジュアルドライビング
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これまで、ドライビングシューズというと、レーシングシューズあるいはモカシンタイプやスポーツシューズ然としたものが多く、最近になってスニーカータイプのものが登場してきている。
言わずと知れたプーマ。このブランドは1949年にドイツで誕生し、アディダスとは実の兄弟であることも広く知られている。FERRARIのスポンサーとしても有名である。少し話はそれるが、FERRARIは単なる金銭的スポンサーを認めていない。つまり何らかのカタチでテクニカルな効果が見いだせる場合でなければスポンサーにはなれないのだ。そのFERRARIがオフィシャルにシューズのブランドとして認めたのがプーマである。
それまでにもレーシングシューズのブランドとしても一定の評価を獲得していたプーマは、ドライビングシューズも開発しており、スポーティなデザインと得意とする機能性を柱に展開していた。
2008年、プーマのスタンダードレベルに917というモデルが登場した。一説には70年代を席捲したモンスターマシン「ポルシェ917」に肖ったといわれるこのネーミングが与えられたこのモデルは、カジュアルなバスケットシューズタイプのアッパーにヒールが丸められたドライビングシューズ向けのソールを採用し、踵のホールディング性と踝の安全性、ペダルワークの際のアキレス腱への負担を避けた大胆なカット、ペダルワークがダイレクトに伝わりやすい低めのシルエット、トゥの強度を確保するT型のアッパーなど、明らかにレーシングシューズで培われたノウハウが盛り込まれている。
ミッドカットモデルにはさらにレーシングシューズの様にベルクロストラップが装備され、ライクなルックスにも一役かっているといえよう。
スニーカースタイルをとることで、素材はキャンバスをベースとし、まず価格が大幅に抑えられている。そこにプーマらしさや先のレーシングシューズのノウハウを盛り込むことでカジュアルなドライビングスニーカーとなった。
実はこのPUMA 917、ドライビングシューズであるとは謳われていない。カラフルなモデルも含めて、すでに市場には一般的なスニーカーと同様に扱われているのだ。
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製法は一般的スニーカーに用いられるバルカナイズドという方式が用いられている。これはソール部分のゴムを型に流し込んで成形し、アッパー部分と接合するという方法で、ラフでカジュアルなスニーカーらしさを演出するために、あえてこの製法が採用されたのだという。
まさに履き込むほどにアジがでて、洗えば洗うほど風合いの増す、スニーカーらしさである。少々の汚れを気にせず履き倒せるスタイルと価格設定を実現したこのPUMA 917は、まさに待望のドライビングシューズだったのではないだろうか。
ストリートで、タウンで、本当にカジュアルに履きこなせることで、デニムパンツスタイルにもさりげないながら拘りが演出できるとっておきのアイテムとなった。
最近ではアッパーにレザーを奢ったモデルをはじめ、レザーとキャンバスのコンビネーションモデルなども登場し、益々PUMA 917は僕たちの足元を彩るアイテムとして幅を利かせている。
1足、2足、3足と持ち合わせたくなる、そんな新しいドライビングシューズのひとつのカタチとなったといえるのではないだろうか。
PUMA 917 ドライビングスニーカー アイテムの一覧を見る
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回はペッカリー革のドライビンググローブの
代名詞とも言うべき、伝説を残したDENTSを
クローズアップしました。
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伝説のフィットフィール
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実に1777年創業という英国王室御用達のDENTS(デンツ)。手袋に拘り続け、1839年から続けて使われているという型紙は20サイズにおよび、縫製にも伝統のクラフツマンシップが今なお活かされ、現在ではグローブに留まらず、数々のファッションアイテムを生み出している。
デンツは早くから商品の輸出に積極的で、ヨーロッパや北米、アジア、オーストラリアなどの一流のショップに商品を供給。日本でも、高級手袋として戦前から輸入されていたのだ。
そんなデンツの手袋は、革の選定、裁断士によるカッティングなど個々の異なる技術を持つ職人たちの手により、30余りもの工程を経て作り出され、ペッカリーに代表される柔らかい鞣し革や羊革などとイタリア製シルクや英国製カシミアが使われたライニングは、手を包み込むようにやさしくフィットする。
このペッカリーの良さは言葉では顕しきれないが、それはグローブに求められる「フィット感」「吸汗性」「通気性」そして「しなやかさ」「丈夫さ」というまさにドライビンググローブにとって、理想的な素質を持った素材であり、「手袋をしたままで小銭入れから小銭を取り出せる」という言葉が語り継がれているとおり、そのフィット感としなやかさは絶妙である。
そのDENTSの伝説のモデルがペッカリーという皮革を採用したものであったことは言うまでもない。
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ペッカリーとはウシやラクダ、カバなどと同じ偶蹄目・ペッカリー科に分類される動物で、猪に似ており、南米の森林などに生息。牛革より繊細で柔らかく、天然の大きめの毛穴が通気性も高めておりグローブに適している。現在では一部を除きワシントン条約により国際的に保護されており、革の流通量が限られていることからも、高価で人気の高いものとなっている。
ドライビンググローブ。それは少々大袈裟かもしれないが、ドライビングするということに対する何か神聖な儀式のようでもあり、「いざ」という自身の始動を意味するものであったりもする。五感を高め、全身で愛車の鼓動を、動きをよみとる。そういったドライビングすることの喜びを高めるアイテムのひとつとして、このDENTSのドライビンググローブは欠かせないと思うのである。
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2008-12-17 12:23
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ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、
こだわりの逸品をさらに掘り下げてご紹介。
今回は一つひとつがハンドメイドの
珠玉のメタルアート、マッキナロッサを
クローズアップしました。
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心のお愉しみのカタチ。
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“Made by Hand.”そこには作り手の愛情が注ぎ込まれている。しかもそれが嗜好性の強いものとなると、それはもうアートと呼ぶほかは見あたらない。
そう、マッキナロッサこそル・ガラージュの開店以来約28年の歴史の中でも、息が長くしかもル・ガラージュのコンセプトを忠実に表現した商品のひとつであり、そんなアートである。
一見粗雑に見えるアルミの質感、削り出されたことが明らかに見て取れるヘアライン。これこそがマッキナロッサの魅力である。
量産とそのクォリティの確かさによって目覚ましい発展を成してきた日本の工業界の目で見ると、それは見るに堪えないものかもしれない。しかし、均一に美しすぎる仕上げがもしマッキナロッサに施されていたとしたら、これほどの魅力は全く感じなかったであろう。発売当初とある技術者の話によれば、逆にこの「アジ」を表現するのはとても困難だと聞かされたのも、今となってはそんな日本の姿を顕していたのではとも思える。
時として人は未完成なものに惹かれる。それらは確実に完成されたものとは異なる「愛着」や「癒し」といったより感覚的なものを満たしてくれる。これこそ日本がどんどん失い続けているもののひとつでは無かろうか。その結果が今の日本で、自身を含め人は毎日時間に追われ、同じ毎日の繰り返しに悩み、人生を、生活を愉しむということを忘れてしまっていると思うのだ。
確かにDo It Your Selfな性行は確実に失われ、日常の出来事として「日曜大工」や「サンデーホビー」という言葉も影を潜めている。
ここに来て、経済は空前の危機に面しているのは周知の通り。これは人々の意識に大きな変革をもたらし、お金の使い方について再考させられることを発端に、モノへの接し方や生活パターンにも変化が顕れる。そんな中で人々は“未完成な”何かに心を向けるのではないか、と。
少々話が逸れたが、このマッキナロッサを見つめると、忘れかけていた「心のお愉しみ」を思い出さずにはいられない。世界にひとつの仕上がりの作品を眺め、或いは自分なりに再び仕上げる。そんな時間が愛おしいと思えるのだ。
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マッキナロッサは元々メタルアートの製作を趣味とするひとりのカーエンスージャストから始まった。その名称「マッキナロッサ」の通り、深紅の機械(マシン)に惹かれた彼は、数々のマッキナ(クルマやバイク)の特徴的なパーツをモチーフにステーショナリーやキーホルダーなどを生み出していった。
発表されるモデルはル・ガラージュ関係者とのミーティングを経て「つい頬がゆるむ」という感覚の持てる製品を目指して細かなディテールが決められ、時にはさらなるちょっとした遊び心を加えられることもあった。
いずれも卓上に置かれた姿、あるいはクルマのキーに取り付けられた姿を想定し、我々自身もが欲しいと思えるカタチを作り上げていったのである。
現在では長らく新作は発表されてはいないが、それぞれの作品に盛り込まれた思いは色褪せることなく、今なお無垢の金属ならではのずしりとした感覚と共に現役として販売されているこのマッキナロッサ。
まだひとつも手にしたことが無いのなら、まずは彼のヘレボーレをモチーフとしたステアリング型キーホルダーはいかがだろうか。アルミのスポークをウッドで挟み込み、リベット留めされたそれは、そんな魅力を雄弁に物語ってくれるだろう。
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