LE GARAGE Motoring Collection:“bimbo” Children Safety Seats
|
ル・ガラージュが選りすぐった品々の中から、 |
“bimbo” Children Safety Seats
-
日本でも義務化が施行されてまもなく8年、依然として着用率は50%に満たないと言われているチャイルドシート。子供を大切に思わない親はほとんど皆無だと思うが、チャイルドシートの着用率は依然として上がっていない。警察庁とJAFの合同調査によるとここ3年間では全体でほぼ横ばい、生後1〜6才の間では、減少傾向にすらあるという。何故だろうか。
理由については様々な議論がなされているが、概ね次のように考えられる。
1.取付が難しく、面倒である。また、チャイルドシートが重く、脱着しにくい。
2. 子供の成長のために短期間しか使用できないのに高価である。
3. 子供がおとなしく座っていないために無意味である。
4. 脱着機会の多い使用状況の場合、嵩張るために邪魔である。
といったところではないだろうか。
ところでチャイルドシートの本来の効果についてご存じだろうか?もちろん子供を万一の事故の際の衝撃から少しでも守るためのものであるのだが「クルマに装備されているシートベルトを正しく機能させるためのアダプター的なもの」であると言える。シートベルトが小さな体にフィットし、首が絞まったり、緩すぎて機能しないことの無いように体格を補ってくれる。
ISOFIX(車体に予め専用の取り付け金具が装備されており、そこに対応のチャイルドシートを“固定”するタイプ)のモデルは異なる方式で有効な方法ではあるが、互換性やメーカーの対応など一般的とは言い難い。
中でもル・ガラージュ的な視点で見ると、大袈裟な機能や形状、そしていかにもなデザインは、チャイルドシート本来の目的から考えても違和感をおぼえずにいられない。
そこで選ばれたのが1971年創業からチャイルドシートを中心に生産しているイタリア、fair社のbimbo(ビムボ)シリーズである。
シリーズのメインとして1-2-3というモデルがある。先ず何より洗練されたスマートなデザインとカラー、そしてコンパクトさが目を引く。ポルシェ911の後部座席にも装着できるといえば、特にその座面のコンパクトさがご理解いただけるだろう。体重9kg(生後9ヶ月頃)〜36kg(12才頃)までの長期間使えるように工夫されたデザインながらゴテゴテとした機能は持たず、成長に合わせられるヘッドレストの伸縮だけがさりげなく機能する。本体はポリプロピレンとスチロール樹脂で構成され、重量も3.3kgと比較的軽量であるのも特徴的だ。 -

チャイルドシートの重量は実は非常に重要なポイントであると考えている。脱着時の容易さを向上させるのはもちろんであるが、万一の事故でチャイルドシートの自重による圧迫を軽減できる。取り付け方や方式にもよるが、重ければ当然ながら事故の際にはその重量に加速度が付くことで何倍もの重さが子供にのしかかる可能性もある。さらに子供の無乗車時に後席に置かれたままのチャイルドシートは衝突時に凶器として飛んでくることも想定しなければならない。強度が保てる限り、軽量であることには意味があるのだ。
また、もっと簡易的なタイプと言えるジュニアシートbimbo Scoutとヘッドサポートbimbo MAXIという組み合わせもある。これはジュニアシートによって座高を上げてシートベルトを正しく機能させ、ヘッドサポートで頭部の安定性を図るというもの。価格も比較的手頃で嵩張らないのでトランクにも収めやすいのが特徴だ。もちろん安全性という意味では先のチャイルドシートの方に歩があるとは思うが、ジュニアシート単体重量で850gと軽量であるなど、これらの特徴は装着の推進にも非常に有効であると考えられる。
チャイルドシートとジュニアシートは何れも国連の欧州経済委員会により設けられたヨーロッパ統一安全規格「ECE R44/03」の認定を受けており、カバーが脱着可能で洗濯できることなど、衛生面でもしっかりと配慮がなされている。
洗練されたデザインとカラーは車内のイメージを損なうことなく装着でき、窮屈でなく快適な座り心地は本来の目的である安全性の追求も果たせる。スマートで車窓からの景色も見やすくなるこれらのシートであれば、子供達も素直にチャイルドシートに座ってくれるのではないだろうか。









